歯科医師国家試験出題基準

120回以降の国家試験について

120回より新出題基準となります。この出題基準で120回~122回まで施行され、123回は公的試験となったCBT(令和4年度改定歯学教育コアカリキュラム)を経た受験生が実施する国試となり、これを踏まえた出題となる予定です。

令和9年版歯科医師国家試験出題基準について(厚生労働省)

  •  一般問題と臨床実地問題の出題形式のうち、XX タイプ(すべて選べ)問題は、受験者の知識・臨床能力をより適切に評価していく観点から、第 102 回歯科医師国家試験(平成 21 年)から導入されていたたが、受験生への心理的負担が強いという意見があり、また、実施状況の分析結果から、他の出題形式と比較して方法であるとは言えないものと考えられたため、第 119 回歯科医師国家試験(令和8年)から廃止する。(X2,X3,X4タイプになると思われる)
  • 令和9年版歯科医師国家試験出題基準は第 120 回歯科医師国家試験(令和9年)から第 122 回歯科医師国家試験(令和 11 年)まで適用すされる。
  • 令和9年(令和8年度)実施予定の、第120回歯科医師国家試験から日本の歯科大学、歯学部卒業者は、「共用試験に合格」が受験資格に加わる。(歯学CBT試験は2005年から正式に実施されている)

 令和9年版歯科医師国家試験出題基準で充実させる事項について 
 歯科医師臨床研修の制度改正に関する議論や、近年の社会情勢、歯科保健医療をめぐる状況を踏まえ、次の項目の充実を図る。 

  •   情報倫理及びデータ保護に関する原則に関する内容
    マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)やオンライン資格確認、診療録の電子化等、臨床現場で健康・医療・介護に関する情報の電子化が進んでおり、情報倫理及び個人情報を含むデータ保護のあり方について理解することが望ましい。 
  •  病院歯科等の役割に関する内容
     令和6年の「歯科医療提供体制等に関する検討会」において、病院歯科と歯科診療所等との連携 を推進することの重要性や、病院歯科の規模・機能等により専門性の高い歯科医療の提供や地域の歯科医療機関の後方支援機能等、歯科医療提供体制を検討するにあたりその果たす役割は大きいことから、地域の拠点となる病院歯科の役割について理解することが望ましい。 
  •  出題基準における歯科医学各論について 
    歯科医師として臨床研修において指導歯科医の下で診療に従事するのに必要な知識および技能を有することが求められる。
    シームレスな歯科医師養成の観点から、特に出題基準の歯科医学各論の領域の事項については、臨床研修で必要とされる水準の知識及び技能について問う内容となるよう出題基準の項目について引き続いて検討されている。 

    より臨床に即した問題やタクソノミーの高い問題の出題が推進されることにより、複数の領域の項目を含む領域横断的な出題が増加すると考えられる。

2022/3/31 厚生労働省公表

 

令和5年版歯科医師国家試験出題基準
116回~119回国家試験に適用

内容概略
  •  国家試験問題数は、必修問題80問・一般問題(総論)100題・一般問題(各論)80題・臨床実地問題100題の計360題は変更なし
  • 必修問題は現行のAタイプ(1つ選べ)に加えX2タイプ(2つ選べ)を採用する
  • 一般問題・臨実問題は適切に評価できるよう、タクソノミーの高い出題を一層推進していく
  • 必修問題以外の領域横断的な問題が増加し、領域を細分化して評価する意義が薄れるので、「A」「B」「C」の領域判定から→「総論」「各論」の2領域で合格基準を設定する
  • 臨床実施問題は引き続き重み(一般問題1点、臨実問題3点)を置いて評価を行う
  • 社会情勢に合わせて次の項目は今後も充実をはかる
    • 高齢化等による疾病構造の変化に伴う歯科診療の変化に関する内容
    • 地域包括ケアシステムの推進多職種連携等に関する内容
    • 口腔機能の維持向上摂食機能障害への歯科診療に関する内容
    • 医療安全ショック時の対応職業倫理等に関する内容
  • 近年の歯科医療をめぐる状況や歯学教育における教授内容を踏まえ下記項目についても出題を行う
    • 歯科医師として必要な和漢薬を服用する高齢者や全身疾患を持つ者等への対応に関する内容
    • 医療のグローバル化に伴い歯科医師による国際貢献がこれまで以上に求められる現状を踏まえた国際保健に関する内容

  • 受験回数制限等の導入は行わない

標記の件について、下記のとおり取りまとめられましたので、お知らせいたします。

  
<歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書>

 

ブループリント(歯科医師国家試験設計表)


試験の時間割と解答時間


(参考)歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書について

  令和元年8月より、医道審議会歯科医師分科会歯科医師国家試験制度改善検討部会において、歯科医師国家試験について議論が行われてきました。
 今般、当部会において、これまでの様々な議論を踏まえ、報告書を取りまとめましたので、公表します。

 

  • 第115回国家試験は 平成30年版歯科医師国家試験出題基準に準ずる。
    第116回歯科医師国家試験(令和5年)は次回作成の新(令和5年版)出題基準で実施するよう努められる。
  • 116回からは領域B、Cが統合されて 領域A(総論)、領域B(各論)の2つという形になる。
  • 現行の問題数は、必修問題 80 題、一般問題(総論)100 題、一般問題(各論)80 題、臨床実地問題 100 題の計 360 題は変更なし。
  • 必修問題へのX2導入を検討する。X2形式問題を必修問題としての問題数や適切性について十分に検討する。

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